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社会
INFRASTRUCTURE
安心、安全、快適を
絶え間なくつないでいく。
水のライフライン「上下水道」の
進化を支える。
日本は、水道の水を安心して飲める数少ない国。そして世界有数の地震大国でもあります。浄水場から家庭や施設へ水を安全に届け、排水を処理して自然に還す日本の水道網は、耐震技術の集大成ともいえます。かつての鉛管から樹脂管、そして金属と樹脂の複合管へと、水道管が強靭さと柔軟性を兼ね備えたものに進化していく過程で、弊社はそのジョイント部の水密を守る高度なシール資材開発にユーザーとメーカーの橋渡しとして責任を担い、安全性と耐久性、コストメリットを備えたシール資材の供給を支えてきました。いまや世界一といわれる日本の水道技術。その安全と安心を常に最新レベルに保ち、人の暮らしと豊かな自然を守ることも私たちの大きな責任です。
自動車の安全性を通して、
社会の安心に貢献。
21世紀の自動車産業には「環境」と「安全」というふたつの視点が必要です。中でも人の命に関わる「安全技術」については世界中で厳しい基準が設けられています。弊社はエアバッグ「インフレータ」やシートベルトプリテンショナー「ガス発生装置」用シール材の開発協力を通して「クルマの安全性」の向上にも貢献しています。インフレータは、精密な機構によって瞬時にガスを発生し、エアバッグなどを作動させるため、内部への湿気の浸入は許されません。その開発は、外気を完全に遮断するゴム素材の選定と試作にはじまり、極寒・灼熱・多湿などあらゆる気候条件を想定した厳しい環境試験を経て製品化され、世界的な安全技術として普及しています。
阪神淡路大震災からの教訓
1995年の阪神淡路大震災によって「ライフライン」の重要性がクローズアップされるとともに、その耐震強化が大きな課題となりました。 私たちも関西に拠点を置く企業としてライフラインの寸断という現状をつぶさに体験し、災害から水道網を守ることの責任を痛感。 より耐久性の高いシール資材や、ジョイント部の接合を視認するインジケータなど、新たな製品の開発に積極的に参加し、現在その技術は全国の水道網に生かされています。